Column

お役立ち情報

制作会社に依頼したのに問い合わせが増えないとき、何が起きているのか?

【この記事で整理すること】

制作会社に依頼してサイトを整えたのに問い合わせが増えない場合、
原因は制作会社の良し悪しだけでは判断できません。

見た目や情報が整っていても、訪問者が「自分に関係がある」
「他社ではなくここに相談する理由がある」と判断できなければ、問い合わせには進みません。

この記事では、制作会社に依頼したのに成果につながらないとき、
サイト上でどこに判断の止まりが起きているのかを整理します。

制作会社に依頼して、ホームページを制作・リニューアルした。
見た目も綺麗になったし、情報も整理されて分かりやすくなった。
正直、「いいサイトができたな」と感じている。

ただ、それでも問い合わせにはつながっていない。
実際にご相談いただく中でも、「すごく良くなったんです。でも成果が出なくて…」
という声は少なくありません。

ここで難しいのは、何が悪いのか分からないことです。
制作会社に問題があるのか、自社のやり方が悪いのか、それとも別の理由なのか。

もし今、同じような状態であれば、「作り方」ではないところに原因があるのかもしれません。

期待していた変化が起きなかったとき

「問い合わせを増やしたい」「新しい顧客を獲得したい」
そんな目的を持って、ホームページの制作を依頼したはずです。

どの会社に頼むかも調べて、比較して、「ここなら大丈夫だろう」と判断して決めた。
実際、見た目も整っているし、情報も分かりやすいし、一定の納得感もある。

ただ、「このサイトで、本当に問い合わせが増えるのか」制作に入る前の段階で、
そこまでの確信を持っていたかというと、そうではないケースも多いように感じています。

実際に多いのは、制作の打ち合わせの中で方向性が決まり、
そのまま形になっていくケースです。

公開されたサイトは、確かに綺麗で分かりやすい。ただ、その後、

・どこをどう改善すればいいのか分からない
・そもそも何を見て判断すればいいのか分からない
・結果として、しばらく様子を見るしかない  

そんな状態に陥ってしまうことがあります。

期待していた変化が起きなかったとき、「こんなはずじゃなかった」
と感じるのは、自然なことだと思います。

しかも厄介なのは、改善しようとしても、
どこに原因があるのか分からないことではないでしょうか。

こうした状態は、実際によく見られるものですが、
自分のサイトに当てはめて考えようとすると、
どこで止まっているのかが分かりにくいことも少なくありません。

その判断の流れを構造として整理してみると、
「どこで止まっているのか」が見えてくることがあります。

サイトが良くなったのに、なぜ動かないのか

実際にサイトを見てみると、見た目も綺麗で、情報も整理されていて、
本当によくできていることが多いという印象です。

ただ、それでも問い合わせにはつながっていないのは事実です。
そのときに感じるのは、「整ってはいるけど、引っ掛かりがない」という状態です。

例えば、
・ファーストビューに引っ掛かりがない
・他社との違いが分からない
・誰に向けているのかが見えない

こうした状態だと、「自分に関係あるのか」「他と何が違うのか」
「ここに頼む理由があるのか」このあたりの判断ができないまま、
読み進める理由が弱くなってしまい、そのままページを離れてしまいます。

また逆に、最低限の見た目が整っておらず、なんとなく信頼しづらい
こういったケースもありますが、この場合は、そもそも検討の対象に入りづらいです。

つまり重要なのは、情報が整理されているかどうかではなく、
「この会社は自分にとって関係があるのか」「他ではなく、ここを選ぶ理由があるのか」
そこまで判断できる状態になっているかどうかです。

制作会社の問題とは限らない理由

ここで少し整理しておきたいのは、制作会社が悪いとは限らないという点です。
実際、制作会社にもそれぞれ得意分野があります。

・デザインが強い会社
・動画や表現が得意な会社
・アニメーションが得意な会社
・マーケティングが得意な会社

どこに依頼するかによって、結果が変わるのは自然なことです。
また、制作の依頼範囲として考えれば、
求められていないことまでは含まれないことがあります。
どこまで設計し、どこから制作に入るのかは、契約内容や進め方によって変わります。

だからこそ、「作ること」を目的としている制作会社に、
それ以上を求めるのは少しズレてしまうこともあります。

一方で、依頼する側も、「見た目が良さそう」「実績が多そう」「比較サイトでよく見かける」
といった理由で判断してしまっているケースも少なくありません。

制作会社を探すときに、比較サイトを使う方も多いと思います。
一覧で見られるので便利ですが、「よく見かける会社=自社に合っている」とは限りません。

その会社が何を得意としているのか、どこまで設計に踏み込んでいるのかを見ないと、
「思っていたものと違った」というズレが起きることがあります。

実際には、
・その会社が何を得意としているのか
・どこまで踏み込んで設計しているのか
・どの前提でサイトを作っているのか

こういった部分を見ていかないと、「思っていたものと違った」というズレを回避できません。

最終的には、実際にその会社のサイトを見て、
どのような考え方で作っているのかを確認した上で判断する。
そういった見方をすることで、より納得感のある選択につながります。

うまくいかないときに起きていること

実際によくあるのが、「誰が、どう幸せになるのかが分からない」
「情報が多いのに、迷ってしまう」「なんとなく信頼しきれない」といった状態です。

このときサイトの中で起きているのは、見られてはいるが、
何をしていいのか「判断できる状態になっていない」ということです。

例えば、サイトを見た人は、「これは自分に関係があるのか」
「自社の状況に合っているのか」「他と何が違うのか」「ここに頼む理由があるのか」
こういったことを、短い時間の中で判断しようとしています。

ただ、これらがはっきりしないままだと、読み進めることはできても、
「ここに相談しよう」という判断までは進めません。

その結果、理解はされているが、決めきれない。比較には残るが、選ばれない。

以前ご相談いただいた企業でも、とても立派なブランドサイトを持っていました。
思想や考え方はよく伝わる。ただ、「誰に何を提供しているのか」が分かりづらい。

担当者の方も、「自分たちの主張ばかりで、お客様に語りかけている感じがしない」
自社の強みを「届けるべき人」へきちんと届いていないのでは。とおっしゃっていました。
そこで、コーポレートサイトとして再設計し、ブランド要素は必要な形で残すようにしました。

結果として、サービスや強みが整理され、
「誰に向けて、何を提供しているのか」が見えるようになったことで、結果として、
サービスや強みが整理され、「誰に向けて、何を提供しているのか」が見えるようになりました。

そのことで、サイトを見る人にとっても、社内で集客を進める側にとっても、
次に何を判断すればよいかが明確になりました。

「これで成果が出るはず」という前提のまま進んでいないか

ここまで見てきたように、見た目も整っているし、情報も整理されている。
それでも問い合わせにつながらない。

そのときに見落とされやすいのが、「これで成果が出るはず」という前提です。

例えば、
・誰に向けたサイトなのか
・なぜ選ばれるのか
・どのように判断されるのか

このあたりが曖昧なまま進んでしまうと、どれだけ綺麗に整えても、
見る人は判断しきれないまま離れてしまいます。
結果として、見られているのに動かない状態が続いてしまいます。

だからこそ、「作ること」よりも前にある、どのような前提で設計されているか。
ここが揃っているかどうかで、その後の結果が大きく変わってきます。

ここまで読み進めてみて、当てはまる点があったかもしれません。
制作会社に依頼しても変化が見えない場合、作り方ではなく、
「どのように判断されているのか」「どこで止まっているのか」
このあたりが整理されていない可能性もあります。

この流れを一度整理してみると、「なぜ動いていないのか」
「どこで止まっているのか」が見えてくることがあります。

制作会社に依頼したのに問い合わせが増えていない場合、
まずは「どこで判断が止まっているのか」を確認することが重要です。

現在の状態を整理するために、
サイト上で起きている判断の止まりを確認できるチェックシートを公開しています。

■Webや営業で成果が止まる理由を確認するセルフチェックシート(無料ダウンロード)

意図しない「価格競争への巻き込まれ度」セルフチェックシート

ダウンロード

「営業では伝わるのにWebで伝わってない度」セルフチェックシート

ダウンロード

「このサイト、結局何のサービス?」セルフチェックシート

ダウンロード

「選ばれる理由」が整理されているか?セルフチェックシート

ダウンロード

「アクセスはあるのに動かない原因」セルフチェックシートです。

ダウンロード

「サイト改善の迷走度」セルフチェックシート

ダウンロード

制作会社に依頼しても成果につながらない背景には、作り方そのものではなく、
訪問者が比較・検討する場面で「なぜこの会社に相談するのか」を
判断できていない状態があるかもしれません。

会社に価値がないのではなく、その価値が判断材料として伝わっていない。

その考え方については、
選ばれる理由がWeb上で機能していない状態について整理した記事でまとめています。

> 選ばれる理由がWeb上で機能していない状態について整理した記事

この記事を書いた人

(株)ディアクティブ/ゆいと/デザイナー。Webサイト、広告デザイン、エディトリアルデザイン、パッケージデザインまであらゆる視覚伝達情報設計に携わる。なんか面白いことないかなーと考えながら生きている。トライ&エラーを繰り返す、実験好き。

© 2023 Dative Inc.