Column

お役立ち情報

ホームページで成果が出ない会社に共通すること|施策を増やす前に見直したいこと

ホームページで成果を出したい。
そう考えたとき、まずはできることから改善を始める会社は少なくありません。

記事を書いてみる。お問い合わせボタンを見直してみる。内部リンクを整理してみる。アクセス解析を見ながら、どこで離脱しているのかを確認してみる。場合によっては、広告を出したり、SNSを更新したりすることもあるでしょう。

特に中小企業では、Web専任の担当者が何人もいることは多くありません。
採用や広報、営業支援などを兼任しながら、限られた時間の中で、少しずつ改善を積み重ねている会社も多いと思います。

それでも、なかなか成果につながらない。
問い合わせが増えない。採用応募が来ない。資料請求が増えない。
やるべきことはやっているはずなのに、なぜか動かない。
そのようなご相談を受けることがあります。

こうした状態が続くと、「もっと集客を増やすべきなのか」「さらに施策を増やすべきなのか」と考えたくなります。もちろん、それが必要なケースもあります。

ただ、さまざまなことを試しているのに成果につながらないのであれば、一度立ち止まって確認したいことがあります。
それは、今の自社サイトが「どんなアクションにつなげたいサイトなのか」を明確にできているかどうかです。

問い合わせを増やしたいのか。採用応募を増やしたいのか。紹介された相手に安心してもらいたいのか。もちろん、ホームページにはさまざまな情報を載せることができます。

しかし目的が違えば、重点を置くべき内容も、見せ方も、相手に判断してもらうべきことも変わります。

すべてを同じ強さで伝えようとすると、結局、見る人には何を判断すればよいのかが伝わりません。だからこそ、まずは自社サイトでどんな行動をしてほしいのかを整理する必要があります。

この記事では、ホームページで成果が出ない会社に共通することを整理しながら、
施策を増やす前に見直したいポイントについて考えていきます。

いろいろ試しているのに、なぜ成果につながらないのか?

ホームページの改善は、手を動かそうと思えば、いろいろなことができます。

見出しを変える。ボタンの文言を変える。導線を見直す。記事を追加する。アクセス解析を確認する。検索されているキーワードを見て、ページの内容を調整するといったように。

一つひとつは、決して間違った取り組みではありません。
むしろ、自社サイトを放置せず、きちんと向き合っているからこその改善です。

ただ、部分的な改善を積み重ねても、成果が大きく変わらないことがあります。
その理由は、改善している場所と、本当に見直すべき場所がズレていることにあります。

多くの場合、問題はサイトの目的と、伝える内容や見せ方が噛み合っていないことにあります。
この前提がずれたままでは、細かな改善を重ねても成果につながりにくくなります。

ボタンの色や文言を変えることが悪いわけではありません。
記事を増やすことが無駄なわけでもありません。

ただ、その前に「自社サイトは、誰に、どんなアクションをしてもらうためのものなのか」が曖昧なままだと、何を改善すべきなのかも見えにくくなってしまいます。

いろいろ試しているのに成果につながらないと感じたときは、施策の数を増やす前に、自社サイトの目的と、伝えている内容が噛み合っているかを見直してみる必要があります。

訪問者は、想像以上に早く判断している

企業側は、どうしても「何を伝えたいか」という視点でホームページを考えます。サービス内容は伝わっているだろうか。実績は足りているだろうか。会社概要は分かりやすいだろうか。

もちろん、どれも大切な情報です。

ただ、実際にホームページを見る人は、最初から細かい情報まで読んでくれるわけではありません。まずどうしても目に入ってくるのは、よく言われていることですが、ファーストビューです。

そこで一瞬のうちに、「この会社は、自分たちの悩みに関係がありそうか」「何が得意な会社なのか」「他社と何が違うのか」「少し先を読んでみる価値がありそうか」を判断しています。

ここで自分に関係がなさそうだと判断されてしまった場合は、すぐに離脱されることでしょう。

だからこそ、ホームページでは、伝えたい情報を並べるのではなく、「どんな人に、どんなアクションを起こしてほしいのか」から逆算して設計する必要があります。

訪問者も、何となくサイトを見ているわけではありません。
何かを知りたい。比較したい。相談先を探したい。応募する会社を探したいといったように、それぞれ目的を持ってページを見ています。

その目的に関係がないと感じれば、すぐに離脱して次の候補を探します。
一方で、「これは自分に関係がありそうだ」と感じられれば、先を読み進める理由が生まれます。

だから重要なのは、すべての人に読んでもらうことではありません。
誰に向けたサイトなのかを決め、その人にどんな行動を起こしてほしいのかを決めることです。

ターゲットではない人が離脱すること自体は、必ずしも悪いことではありません。
むしろ、誰にでも当てはまるように見せようとすると、本当に届けたい相手にも強く伝わらなくなってしまうのです。

伝わっていないのではなく、目的と内容が噛み合っていないのかもしれない

サービス内容も、実績も、会社概要も、よくある質問も、きちんと掲載されている。それでも成果につながらない。

そんな場合、問題は「情報が足りないこと」ではなく、目的と伝えている内容が噛み合っていないことにあるのかもしれません。

同じホームページでも、目的が違えば、見せるべきものは変わります。
必要な情報量も、語り口も、写真やデザインの印象も変わります。

整理された印象が必要な場合もあれば、熱量や人柄を感じてもらう方が大切な場合もあります。
専門性を強く見せるべき場合もあれば、まず安心感を持ってもらうべき場合もあります。

つまり、ホームページは「情報を載せればよい」ものではありません。

誰に、何を感じてもらい、どんな行動につなげたいのか。そこから逆算して、伝え方を設計する必要があります。ここが曖昧なままでは、細かな改善を重ねても成果につながりにくくなってしまいます。

ただ、多くの会社には、すでにお客様から評価されている理由があります。

既存のお客様がいる。紹介がある。リピートがある。営業では説明すれば分かってもらえる。
つまり、何かしら評価されている価値はすでにあるはずなのです。

問題は、その価値がWeb上で再現されていないことです。

営業では伝わっていることが、ホームページでは伝わっていない。
商談では説明できている違いが、サイト上では見えにくい。
既存のお客様には分かっている良さが、初めて見る人には届いていない。

もしそうだとしたら、必要なのは単に情報を増やすことではなく、すでに選ばれている理由を整理し、目的に合わせて、自社サイトでも伝わる形に実装することです。

いろいろと手を動かす前に整えるべきものがある

成果につながらない時に、記事を増やす。広告を出す。SNSを強化する。デザインを直す。導線を調整するなど、いろいろと手を動かすのは自然なことだと思います。

ただ、その前に自社サイトで「誰に、何を、なぜ伝えるのか」という前提を確認すべきです。

・誰に向けたサイトなのか。
・その人に、どんな価値を伝えるべきなのか。
・他と比べたときに、何を理由に選ばれるのか。
・どんな行動につなげたいのか。

これまでの営業活動や既存のお客様との関係の中で、ターゲットや強み、評価されてきた理由は、ある程度整理されているはずです。

ただ、それがホームページ上でも同じように伝わっているかどうかは、別の話です。

社内では当たり前に共有されていることでも、初めて見る人には伝わっていないことがありますが、営業では自然に補足していることでも、Web上には出ていないことがあります。

だからこそ、施策を増やす前に、一度「外から見たときに、何がどう伝わっているのか」を確認してみることが大切です。

外から見たときの伝わり方が見えてくると、ホームページで何を伝えるべきかが変わってくることもあります。

何を足すかの前に、何を軸に伝えるべきかを見直す。
それが、ホームページを改善するうえで大切な前提になるのだと思います。

遠回りに見えて、一番早い方法かもしれない

ホームページで成果を出したいとき、すぐに何かを直したくなる気持ちはよく分かります。
ただ、いろいろ試しても成果につながらないときは、一度立ち止まって、自社サイト全体の伝わり方を見直す方が早いことがあります。

誰に、どんな行動をしてほしいのか。
ここが整理されると、細かな改善の意味も変わってきます。
改善の一つひとつが意図を持つようになり、同じ方向を向き始めるからです。

ホームページは、作っただけではなかなか成果につながりません。

ただ、成果を求めて改善を重ねるなら、どこへ向かって改善するのかという軸は必要です。
その方向が曖昧なままでは、手を入れるたびに部分最適になり、気がついたときには、かえって伝わり方が散らばってしまっていることさえあります。

一見、遠回りに見えるかもしれません。
しかし、自社サイトの目的と伝わり方を整理することが、結果としてホームページを成果につなげる近道になることがあります。

Dactiveでは、ホームページを単なる制作物としてではなく、
会社や事業の価値を伝える接点として考えています。

誰に、何を、どの順番で伝えるのか。既存のお客様に評価されている理由は何か。
それをWeb上でどう伝わる形にするのか。

そうした前提を整理しながら、見せ方・伝え方を設計し、ホームページや資料などの接点へ落とし込んでいきます。

自社サイトの成果が思うように動かないと感じている場合は、一度、無料相談で今の伝わり方を整理してみてください。

> 無料相談で状況を整理する

この記事を書いた人

(株)ディアクティブ/ゆいと/デザイナー。Webサイト、広告デザイン、エディトリアルデザイン、パッケージデザインまであらゆる視覚伝達情報設計に携わる。なんか面白いことないかなーと考えながら生きている。トライ&エラーを繰り返す、実験好き。

© 2023 Dative Inc.