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お役立ち情報
新規顧客を増やしたい。そのために広告を出す、営業を強化する、展示会へ出る、Webサイトを見直す。どれも有効な手段です。ただ、知ってもらう機会を増やしただけでは、必ずしも問い合わせや商談が増えるとは限りません。
それは、知ってもらった後に「なぜ、この会社に相談するのか」という理由が必要だからです。
ここで考えたいのが、「なぜ、お客様はあなたの会社を選んでいるのか?」ということです。
「選ばれる理由」というと、競合にはない特別な強みを新しく作らなければならないように感じるかもしれません。しかし、多くの会社にはすでに選ばれている理由があるはずです。
既存のお客様がいる。紹介で仕事が来る。何年も取引が続いている。繰り返し依頼してくれるお客様がいる。会社が事業を続けられている以上、そこには何らかの価値があるはずです。
問題は、その理由が自社では当たり前になっていて、言葉になっていなかったり、新しいお客様にうまく伝わっていなかったりすることです。
この記事では、顧客から選ばれている理由をどのように見つけ、それを新しい顧客にも伝わる形にしていくのかを考えていきます。
新規顧客を増やそうと思ったとき、まず広告や営業強化を考える会社は少なくありません。
展示会へ出る。Web広告を始める。営業を強化する。Webサイトをリニューアルする。
営業資料を作り直す。どれも間違いではありません。
そもそも知ってもらわなければ、新しいお客様との接点は生まれません。
ただ問題はその先で、見込み顧客は「自分たちに関係のあるのか」「何を相談できるのか」
「他の会社ではなく、ここに話を聞いてみる理由はあるか」を見ています。
例えば、営業担当者であれば、相手の反応を見ながら説明を変えることができます。
「うちはこういうところが得意です」「御社のようなケースでは、以前こういう対応をしました」
「実はこういう相談が多いんです」と、相手に合わせて補足できます。
ところが、Webサイトや会社案内、広告ではそうはいきません。良くも悪くも、そこに書かれている情報だけで相手は判断します。だから、営業では伝わっている会社の良さが、Webではまったく伝わっていない。こんなことは少なくありません。
実際にご相談いただいた会社を見ても、伝えるべき価値がないというケースはほとんどありません。むしろ、普段の営業では当たり前に話していることや、既存のお客様から評価されていることが、Webサイトや営業資料にはほとんど出ていないことがあります。
すでにある価値が、新しい相手にも分かる形になっていない。その状態で露出だけを増やしても、「良さそうだけれど、自社に合うか分からない」「何を相談すればいいのか分からない」
と判断され、そこで終わってしまうことがあります。
多くの会社は、お客様の要望に応えながら事業を広げます。
そのため、「こんなこともできます」「あんなことにも対応できます」と、できることを幅広く伝えたくなるのは当然です。実際、幅広く対応できること自体は強みです。
ただ、初めてその会社を知った人からすると、情報が多いほど、「結局、この会社は何が得意なのか」が分かりにくくなることがあります。特に、まだ広く名前を知られていない中小企業の場合、会社名だけで候補に入れてもらえるわけではありません。
訪問者は短い時間の中で、「自分たちの課題に関係があるか」「どんな会社なのか」「何が得意なのか」「どんな実績があるのか」「自社のことを理解してくれそうか」「一度相談する価値がありそうか」を判断しています。
そのとき必要なのは、必ずしも「唯一無二の強み」ではありません。
「この会社なら、自分たちの相談に合いそうだ」と思える理由です。
例えば、「短納期に強い」「少量案件でも相談しやすい」「難しい加工に対応している」「説明が分かりやすい」「提案までしてくれる」「業界への理解が深い」「相談への対応が早い」「長期間フォローしてくれる」。こうしたことも、相手によっては十分な「選ばれる理由」になります。
大切なのは、その価値を必要としている相手は「誰なのか」まで考えることです。
自社の強みを考えようとすると、どうしても自分たちの中だけで考えがちです。
しかし、自社が考えている強みだけで、「選ばれる理由」が分かるとは限りません。実際にお客様が何を評価しているのかも確認する必要があります。
例えば、「なぜ最初に声をかけてくれたのか」「何を評価して取引を続けてくれているのか」「競合ではなく、なぜ、自社を選んだのか」「紹介するとき、自社をどのように説明してくれているのか」「営業の現場では、どの説明に反応してもらえるのか」「どんなお客様とは特に相性がよいのか」こうしたところを見ると、自社では気づいていなかった価値が見えてくることがあります。
必要であれば、お客様から実際に言われたことや、紹介されたときの言葉なども手がかりになります。
自分たちが強みだと思っていることと、お客様が価値を感じていることは、必ずしも同じではないからです。だからこそ、自社だけで考えるのではなく、実際に選んでいるお客様や営業現場、そして第三者からどう見えるのかも含めて整理することが大切です。
そして、もう一つ重要なのが、「今のお客様」と「これから増やしたいお客様」は同じなのかということです。同じような会社を増やしたいのであれば、今「選ばれている理由」をどう伝えるかを考えればよいかもしれませんし、単純に接触の回数を増やすことかもしれません。
一方、これまでとは違う業界や顧客層へ広げたいのであれば、同じ会社・同じサービスでも、相手が求める情報は変わります。
例えば、これまで付き合いの長い顧客には説明しなくても分かっていたことが、新しい業界ではまったく伝わらないことがあります。逆に、自社では重要だと思っていた特徴が、新しい顧客にはそれほど重要ではないこともあります。
相手が変われば、伝えるべき価値も変わる。だからこそ、「自社の強みは何か」だけではなく、「誰にとって、何が価値なのか」まで考える必要があります。
選ばれている理由が見つかっても、それだけでは十分ではありません。新しいお客様が、それを判断できる形にする必要があります。大切なのは、その言葉が具体的に何を意味するのか、相手が判断できる情報まで見せることです。
例えば、「対応力があります」と書くだけでは、具体的に何ができるのか分かりません。
・通常は断られるような小ロット案件にも対応している
・図面が固まっていない段階から相談できる
・営業担当だけでなく技術担当も打ち合わせに入る
・問い合わせには原則当日中に回答する など。
このように、実際の行動や仕組みとして見せた方が伝わります。
実績も同じです。制作会社なら完成したデザインだけを並べるのではなく、
・何に困っていたのか
・誰に伝える必要があったのか
・何を整理したのか
・なぜその構成や表現にしたのか
といった情報まで分かると、読み手は自社の場合を想像しやすくなります。
Webサイト、会社案内、営業資料、広告、展示会、商談。媒体は違っても、基本は同じです。
誰に、何を伝えれば、その人が判断できるのか。
それを相手に合わせて形にしていくことが重要です。
新しい顧客を増やす方法は一つではありません。
広告が合う会社もあります。営業が強い会社もあります。展示会が効果的な業界もあります。
Webから問い合わせを増やせる会社もあります。
大切なのは、最初から「この施策が正解」と決めることではありません。
どんな会社を増やしたいのか。その会社は何を求めているのか。自社の何が価値になるのか。
そこがある程度見えていれば、「Webで伝えるべきこと」「営業資料に入れるべきこと」「展示会で訴求すること」「広告で伝えるメッセージ」も決めやすくなります。
逆に、そこが曖昧な状態で施策だけを増やすと、WebではAを伝え、営業ではBを伝え、広告ではCを訴求する、といったことが起こります。もちろん、相手や媒体が違えば伝える内容が変わるのは当然です。
ただ、「誰に、どんな価値を届けたいのか」が曖昧なままでは、それぞれの施策で何を伝えるべきかも判断しにくくなります。
施策を統一する必要はありません。Web、営業、広告、展示会にはそれぞれ役割があります。その前提として、誰に、どんな価値を届けたいのかが整理されていれば、それぞれの施策で何を伝えるべきかも考えやすくなります。
私たちもWebサイトや会社案内、営業資料などをご相談いただいたとき、必要に応じて「今のお客様はどんな会社なのか」「なぜ選ばれているのか」「これからどんなお客様を増やしたいのか」といったことを確認します。
すでに方針が決まっていればそれをもとに制作し、整理されていなければ必要な範囲で一緒に考えます。こうした考え方は、結果としてブランドにもつながります。
Webサイト、営業担当者の説明、会社案内、問い合わせへの対応、実際の仕事。その一つひとつを通じて「この会社はこういう会社だ」という認識が積み重なった結果が、ブランドだと私たちは考えています。
実際に企業からいただくご相談は、「Webサイトをリニューアルしたい」「問い合わせを増やしたい」「新しい顧客へアプローチしたい」「会社案内を作り直したい」「営業資料を分かりやすくしたい」「採用を強化したい」といった、具体的なものがほとんどです。
そのときに私たちが確認するのが、「今のお客様はどんな会社ですか?」「今回、何を実現したいですか?」「現在のお客様には、なぜ選ばれていると思いますか?」「これから、どんなお客様を増やしたいですか?」といったことです。
なぜなら、同じWebサイトを作る場合でも、誰に何を伝えたいのかによって、必要な情報や見せ方は変わるからです。
すでに戦略や方針が決まっているのであれば、その前提で制作を進めます。一方で、まだ整理されていなければ、必要な範囲で一緒に考えることもできます。
私たちがやりたいのは、制作の前に大掛かりな戦略を作ることではありません。目的に対して、誰に何を伝える必要があるのかを確認し、それをWebサイトや会社案内、営業資料などの形にすることです。
新規顧客を増やしたいとき、すぐに広告や営業、Webの施策を考えるのは自然なことです。
ただ、その前に一度、「今のお客様は、なぜ自社を選んでいるのだろう?」と考えてみる価値があります。
そして、「次に増やしたいお客様にとって、その理由は価値になるのか?」まで考えてみる。
もし相手が変わるのであれば、今ある価値の何が新しい相手にとって価値になるのかを改めて考える。
「選ばれる理由」は、特別なキャッチコピーを作ることではありません。今ある価値を理解し、必要としている相手が判断できる形にすること。そこから始めれば、Web、広告、営業、展示会など、次に何をするべきかも考えやすくなります。
Dactiveは、Webサイト、会社案内、営業資料などを企画・制作するデザイン会社です。
「営業では伝わっていることが、Webではうまく伝わっていない」「新しい顧客に向けて、会社の見せ方を見直したい」「何から手をつければよいか分からない」といった段階からでもご相談いただけます。
今のお客様からなぜ選ばれているのか、これからどんなお客様を増やしたいのかを確認しながら、必要な情報や伝え方を整理し、Webサイトや会社案内、営業資料などへ形にしていきます。
自社の場合はどう考えればよいか整理したい方は、無料相談で現在の状況をお聞かせください。
この記事を書いた人
株式会社ディアクティブの代表取締役、ブランド戦略プランナー。桑沢デザイン研究所卒業後、都内のクリエイティブプロダクションにて、アートディレクター・デザイナーとして12年間、広告代理店案件を中心に経験を積む。2016年に独立し、ブランディングを軸としたコミュニケーション戦略の立案に従事。2023年3月に数人のクリエイティブメンバーとともに法人化。所属メンバーは、それぞれが個人事業主として活動していた2016年からのメンバーで構成されており、会社としての実績はまだ少ないものの、チームとしての実績は多数。マーケティング・ビジネス実務検定保有
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